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UT-VPN の概要と活用方法

UT-VPN は、純粋に技術的な観点において、地球上の任意の 2 拠点間に、自分専用の、自由で、信用できない他者によって設置された傍受装置、ファイアウォールやネットワークポリシーによる制限を受けない、安全な仮想の LAN ケーブルを設置し、通信することができる VPN 技術です。

UT-VPN プロジェクトは、ソフトイーサ株式会社と筑波大学が共同で実施している共同研究の成果の一部を、VPN 通信に関する科学技術の発展・向上を目的として、広く一般にオープンソースライセンスで公開するプロジェクトです。

この Web ページでは、VPN が技術的に社会に与える可能性がある影響について考察し、また、UT-VPN ソフトウェアのコンセプト、これまでの経緯、活用方法について説明します。

ご注意: この Web ページの内容は、「日本国以外の色々な国」における状況を想定して論じたものであり、日本国における政治や行政を批判するものではありません。

  • はじめに - 情報流通の自由化の歴史
    utvpn_Page_02.jpg (582742 バイト)最新の技術について詳しく知るためには、昔に発明または実用化された技術について調べ、それが社会に対してどのような影響を与えてきたのかを学ぶ必要があります。
    人類が過去に発明し、それによって社会の発展・向上に貢献した技術やサービスは多数ありますが、ここでは例として過去に発明され普及した「活版印刷」、「暗号技術」、「放送サービス」の 3 つについて触れ、それがどのように社会の発展・向上に貢献したのかを検討し、最後に VPN 技術および UT-VPN がこれら 3 つの過去の技術と同様の共通的要素を持っていることを説明します。

  • 第 1 章 - UT-VPN のコンセプト
    utvpn_Page_11.jpg (503292 バイト)ここでは、UT-VPN のコンセプトを説明します。
    UT-VPN には 3 つの設計思想があります。まず、仮想的な LAN ケーブルを構築することで VPN を実現すること、次に、徹底して通信の透過性を確保するように設計されていること、最後に、ソフトウェア製品を基にオープンソース化することにより非常に高い品質を維持すること、です。

  • 第 2 章 - UT-VPN 公開までの経緯
    utvpn_Page_29.jpg (483965 バイト)ここでは、UT-VPN オープンソース・プロジェクトの公開までの過去の経緯についてご説明します。
    UT-VPN の基となった SoftEther 1.0 に関する政府による停止要請騒動について説明し、また、SoftEther 1.0 が過去に社会に対して与えた影響や製品化の経緯について説明します。次に、ソフトイーサ株式会社が PacketiX VPN 2.0 を製品として開発したことについて説明します。最後に、UT-VPN プロジェクトについて説明します。

  • 第 3 章 - UT-VPN の活用方法
    utvpn_Page_49.jpg (540602 バイト)ここでは、まず現在の社会で起きている現象を分析し、そのような現象に直面している人が、VPN 技術をどのように利用することができるのかを紹介します。
    また、UT-VPN の使い方について、小規模で個人的な利用、中規模な利用、そして大規模な利用について具体例を提示して紹介します。このページを読むことにより、あなたは UT-VPN を活用するオリジナリティのある用途を思いつくようになるでしょう。

  • 第 4 章 - まとめ
    utvpn_Page_77.jpg (326794 バイト)VPN とは、単に使うと便利な技術であるだけではありません。使い方によっては、世の中の色々な障壁、既得権、制約を技術の力で緩和し、社会の発展をさらに加速することができる画期的な技術です。

 

具体的な使い方について

 

 

UT-VPN は、筑波大学とソフトイーサ社との共同研究の一環として公開されている学術研究目的のオープンソース・プロジェクトです。
Copyright © 2010 University of Tsukuba and SoftEther Corporation. All Rights Reserved.
免責事項: この Web サイトの内容は、一切保証されていません。また、この Web サイト中に記載されている VPN 技術の利用例などは、あくまでも架空の国・政府・組織における利用方法を想定しております。実際の VPN の利用時には、各国・政府・組織の法令等を遵守してください。VPN 技術を利用したことによって発生した損害等については、すべて利用者の責任となります。
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